攪拌翼 RaM|積層混合エレメント(MSE型)攪拌翼 RaM|積層混合エレメント(MSE型)

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攪拌翼とは?

攪拌翼(かくはんよく)は、槽内の気液、液液、粉液を均一に混合するために使用される回転羽根でモータに接続して使用します。

攪拌翼の形状には様々な種類があり、代表的な所ではプロペラ翼、タービン翼、パドル翼、アンカー翼、MSE型などがあります。
攪拌する環境や目的に応じて最適な形状を選ぶ必要があります。

  • 1. どのような容器に使用するか:容器の形状、サイズ
  • 2. 何を攪拌するか:粘度、比重、性質
  • 3. どのような状態にするか:均一化、沈殿防止、希釈、反応
攪拌翼とは?

MSE攪拌翼とは?

MSE攪拌翼は、他の攪拌翼と違いかき回す翼がなく遠心力によって混合をおこないます。回転軸に取り付けられた積層混合エレメント内部の液体が回転の遠心力により半径方向に押し出されます。その時に積層混合エレメントが作る複雑な流路を通る事で分割、合流、せん断を繰り返し効率の良い攪拌をおこないます。

MSE攪拌翼とは?

主な特長

  • 空気を巻き込みにくいので、泡立ちを抑えた混合が可能
  • 上昇流+下降流+水平の吐出しにより、
    様々な角度の液流が生まれ均一な攪拌ができる
  • 混合作用と剪断作用のバランスの良い攪拌が可能
  • エレメントの組換えにより、多彩な攪拌が可能

積層混合エレメント(MSE型)とは?

2種類の異なる形状の「混合エレメントA・B」を交互に重ね、ブラインド板およびリング板で挟み込む事により、積層方向と半径方向それぞれで 複雑な流路を形成します。
供給された流体はこの流路により分割合流を繰り返し、そこから生まれる乱流と過流で、効率よく高い混合能力を発揮します。(MSE型ともいわれます:Multi Stacked Elements)

※エレメントの形状は「標準型」「ハニカム型」の2種類があり、後者の方が混合力が強く、その分圧力損失が大きくなります。

積層混合エレメント(MSE型)とは?

MSE攪拌翼の多彩な
攪拌タイプ

積層混合エレメントの上もしくは下に液流を遮るブラインド板を組み替えることで、目的に合った攪拌をおこなう事ができます。

MSE攪拌翼の多彩な攪拌タイプ

攪拌翼の種類と比較

比較表

種類 粘度 混合作用 せん断
作用
消費電力 特長 用途例

プロペラ翼

プロペラ翼
形状:船のプロペラ
軸流(下へ)
液液混合
温度均一化
沈殿防止

ディスクタービン翼

ディスクタービン翼
低〜中 形状:円板にブレード
放射流(外へ)
比較的せん断力強い
気液分散
液滴の微細化

パドル翼

パドル翼
低〜中 低〜中 低〜中 形状:カヌーのオール
軸流(下へ)
シンプルで汎用型
液液混合
温度均一化
沈殿防止

アンカー翼

アンカー翼
中〜高 形状:二股フォーク
容器壁面の攪拌
軸流が少なく低混合
高粘性液混合
壁面の固着防止
熱交換促進

MSE翼

MSE翼
低〜中
(高)
遠心力で混合
複雑な液流で高混合
混合とせん断のバラ
ンスが良い
液液混合、気液分散
温度均一化、沈殿防止
液滴の微細化
泡立ちを抑えた混合
  • Ram

    • ・泡立ちの少ないマイルドな攪拌
    • ・安定した回転操作
    Ram
  • 一般的なFBDT 翼

    • ・泡立ち、液面変動が大きい
    • ・羽根に圧力がかかり回転ブレしやすい
    一般的なFBDT 翼

Ram攪拌翼タイプ

材質:SUS316

型式 外形サイズ エレメント数 軸仕様
RaM 40 40mm 5 組 軸径:8 mm
軸長さ:285mm
RaM 50 50mm
RaM 60 60mm
RaM 80 80mm
RaM 100 100mm

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